スクランブル 2018 9 29

 「見えない戦闘機」と言われるステルス戦闘機のメリットは、
敵機に気づかれる前に、
ミサイルを発射して決着をつけるというものですが、
このような戦い方は、本格的な戦争の時でしょう。
 通常は、スクランブル用途が多いでしょう。
そうなると、ステルス戦闘機に反射板をつけて、
見えるようにしなければなりません。
 日本の領空に近づく国籍不明機に対して、
「日本の戦闘機が発進したぞ」と気づかせるためです。
 そういうわけで、スクランブル専用の戦闘機は、
ステルスである必要はないのです。
 ただし、強力な加速性能と運動性能が必要なので、
F-15Jイーグル戦闘機は、正に最適です。
 そうなると、多くの人は、
「何のために、F-35戦闘機を買ったのか」と思うでしょう。
 しかし、F-35は、戦闘爆撃機であり、
本来は、優れた爆撃性能を発揮する飛行機です。
 空中給油機の支援を受けながら、
高度なステルス性能を使って、
敵国の奥深くまで侵入して、
主要施設を破壊するのに有効です。
 そういうわけで、国家としては、あらゆる事態を想定しておく必要があるので、
本格的な戦争用にF-35を揃えておく必要があるのです。
 現在、日本が保有しているF-15Jイーグル戦闘機には、
爆撃する能力はありません。
 F-35は、2011年12月に導入が決定されましたが、
当時の政府は、先見の明があったと言えるでしょう。
 さて、F-15Jイーグル戦闘機は老朽化が進んでいるので、
航空自衛隊としては、スクランブル専用の戦闘機が欲しいでしょう。
 現在のルールでは、国籍不明機に対して、
「目視」で確認しなければならないのです。
 不測の事態が発生するのは、このような時です。
接近戦をするにしても、接近戦を避けるにしても、
戦闘機には、非常に高度な運動性能が必要です。



























































































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